カルロス・サインツ(トロロッソ)もマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と同じくらいいいドライバーだし、もっといいF1カーでレースをするにふさわしい。
そう主張するのは、今季のF1タイトル争いをリードするメルセデスAMGのニコ・ロズベルグだ。
■ルノーへの移籍をレッドブルに拒まれていたサインツ
最近、サインツ自身は2017年には躍進が期待されるルノーへの移籍を希望していたものの、現在契約を結んでいるレッドブル側がそれに待ったをかけていたというニュースが報じられていた。
ルノーでは9月に22歳になったばかりのサインツの能力を高く評価し、2017年から3年契約を結びたいとオファーしていたと伝えられている。
■サインツに必要なのはもっといいクルマだとロズベルグ
ロズベルグも、サインツの母国であるスペインの『AS』紙に対し、確かにサインツは才能豊かなドライバーだと次のように語った。
「彼はすごくうまいし、すごく速い。だけど彼にとって今の状況は厳しいものとなっている。フェルスタッペンが手にしたようないいクルマが与えられていないからね」
■サインツもF1の将来を担うドライバー
2014年にレッドブル育成ドライバーとして、ジュニアチームであるトロロッソから一緒にF1デビューを飾ったサインツとフェルスタッペンだが、2年目を迎えた今季、フェルスタッペンは第5戦スペインGPからダニール・クビアトと入れ替えでレッドブルに昇格を果たしている。
ロズベルグは、サインツも決してフェルスタッペンには劣っていないと次のように続けた。
「彼らが一緒にやっていたときにはサインツもすごくうまくやっていたし、彼らは甲乙つけがたい感じだったよ。僕は、彼らはどちらも同じくらいにうまいし、彼(サインツ)も将来に向けて有望なドライバーの1人だと確信しているよ」