最近、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が来季にはルノーに移籍することが決定的だとの報道が行われたが、別の報道でもルノーがヒュルケンベルグと3年間に及ぶ契約を結ぶことを決めたようだと報じられている。
そして、現在の正ドライバーであるケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーに関してはいずれも来季のシートを確保することが難しい状況となってきているようだ。
■ヒュルケンベルグの離脱を示唆したフォース・インディア
2017年までフォース・インディアと契約を結んでいるヒュルケンベルグだが、財政難にあるフォース・インディアから約束の報酬が支払われていないことから、ヒュルケンベルグとしては合法的にその契約を解除することができると考えられている。
フォース・インディアのチーム副代表を務めるロバート・ファーンリーは、先週末にF1日本GPが開催された鈴鹿で次のように語ったとフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』が伝えている。
「もしニコがどこかよそへ行きたいのであれば、我々としてはそれを止めるつもりはないよ」
■ルノー首脳もヒュルケンベルグが候補者だと認める
さらに、ルノーもヒュルケンベルグ移籍のうわさを否定しようとしなかった。
ルノーのチーム代表であるフレデリク・ヴァスールは、母国フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』に次のようなコメントを行っている。
「彼も可能性のあるひとりだ。だが、現時点ではまだ決定してはいないよ」
■チームメート候補にはボッタスの名前も
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』は、2017年にルノーでヒュルケンベルグのチームメート候補には、今シーズン前半まで控えドライバーを務めていたメルセデス所属のエステバン・オコンをはじめ、何人かの名前があがっていると伝え、フィンランド出身ドライバーであるバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)もそのひとりだと報じている。
「うわさに上っているドライバーを全員うちのチームに連れてきたら、F1チームと言うよりもサッカーチームだと言ったほうがよくなりそうだね」
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』にそう冗談を述べたヴァスールは、次のように付け加えた。
「ヒュルケンベルグの可能性もあるし、ほかにも2人か3人そうしたドライバーたちがいるよ」