レッドブルが元フェラーリ技術部門責任者のジェームス・アリソンを獲得するといううわさをレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが否定した。
アリソンは今シーズン初めに急病で妻を亡くし、7月にフェラーリを去って母国イギリスに帰った。高い評価を受けているアリソンの獲得はイギリスに本拠地を置く多くのチームがねらっている。
■アリソンと「話していない」とマルコ
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、古巣のルノーだけでなく、レッドブルもアリソンの移籍先としてうわさに上っていると伝えた。
これについて『Auto Bild(アウト・ビルト)』に聞かれたマルコは、「まったくのナンセンス」と否定した。
「われわれは彼と話していない。おそらくエンストンに本拠地のあるルノーに戻るのだろうと考えている」
■引退を否定するパット・シモンズ
また、レッドブルの姉妹チームであるトロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーも、アリソンと並んで評価の高いエンジニアだ。
キーについては、ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーを務めているパット・シモンズが引退し、その後任として2018年にウィリアムズに移籍するといううわさがある。
63歳のシモンズはF1日本GP(9日決勝)を前に、「その記事を読んだ」が、「実はちょっと驚いたよ」と話し、誤って死亡記事を出された作家マーク・トウェインの言葉を引用した。
「“私が死んだといううわさは大いなる誇張だ”と言ったマーク・トウェインを思い出したよ。私の引退についても同じ立場を取りたいと思う」