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2017年のF1大改革 成功のカギはピレリタイヤ?

2016年10月06日(木)5:35 am

2017年から今年までとは大幅に違うシャシーやタイヤが導入されることになっているF1だが、これによってF1ドライバーたちは再びクルマを操る喜びを感じられるようになるものと考えられている。

これまでよりも車幅が拡大されるシャシーに昔のような幅広タイヤを装着した来季のF1カーは、ダウンフォースが増加することでコーナリングスピードが増すとともに、見た目にもかなり攻撃的なものとなるはずだ。

■2017年のF1カーが速くなるのは確か

トロロッソで来季3シーズン目のF1を迎えるカルロス・サインツは、新たなF1カーを楽しみにしていると母国スペインの『AS』に次のように語った。

「シミュレーターが示すグリップや空力(ダウンフォース)、そしてタイヤなどの数値を見れば、僕に言えることはクルマがかなり速くなるだろうということだけだね」

「恐らく、シーズン序盤には3秒ほど速くなるだろうし、最後には4.5秒か5秒ほど速くなりそうだ。間違いなく来年のクルマは速くなるし、ドライバーにとっては楽しさが増すはずだよ」

■F1カーは変わっても基本方針は同じ?

だが、近年のF1に対する批判の中でも特に大きいものが、ドライバーたちはレースの間に燃料をセーブし、タイヤをいたわることに力を注がなくてはならず、本来のF1カーのポテンシャルを十分に発揮することができていないということだろう。

2017年にはそうしたルールに関しても見直すべきだと思うかと尋ねられたサインツは、次のように答えた。

「F1が持つ基本理念が変わるかどうかは分からないよ」

「燃料は5リットル増えることになるけれど、ピレリ(F1公式タイヤサプライヤー)がタイヤに関する方針を大きく変えなければ、2005年か2006年当時のF1のように劇的に変わるかどうかは疑わしいと思うね」

■改革が成功するかどうかはタイヤ次第

ということは、2017年のF1もピレリタイヤによって左右される可能性が高いということになりそうだ。

サインツは次のように結んでいる。

「そうだね、ピレリ次第ということになると思う。結局のところ燃料の重さが5キロ増えたとしてもそれによる違いはさほどないんだ。だけど、タイヤは一番重要だからね」

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