ケビン・マグヌッセンが来季もルノーにとどまる可能性が非常に大きくなったと報じられている。
ルノーとマグヌッセンの間では2016年シーズンのみの契約が結ばれている。そして、現契約ではルノー側が2017年に向けての契約延長オプション権を持っているものの、その行使期限は先週末で切れたと伝えられていた。
■オプション行使期限を延長
だが、マグヌッセンの母国デンマークの『BT』紙が伝えたところによれば、ルノーとマグヌッセンはそのオプション行使期限を10月14日(金)まで延長することで合意に達したという。
マグヌッセンはこのニュースが事実であると認め、次のように語った。
「ルノーが僕に対するオプション権を延長したいと言ってきたんだ。そして僕はそれを受け入れた」
「僕はチームに対する忍耐と忠誠を示したいと思っている。彼らは僕に今シーズンにF1復帰するチャンスを与えてくれ、大きな信頼を僕に抱いていることを示してくれた。僕たちの協力関係が今後も継続されることを期待しているよ」
■マグヌッセンのルノー残留がかなり濃厚に
ルノーでは2017年のドライバーラインアップを決定するにあたり、多くのドライバーと交渉を行っていることを隠していない。だが、一時は最有力候補のひとりと考えられていたセルジオ・ペレスが最近来季もフォース・インディアに残留することが正式発表されるなど、徐々に候補ドライバーが絞り込まれてきているのも事実だ。
マグヌッセンのアドバイザーを務めるイェスパー・カールセンは、オプション行使期限が延長されたことで、ルノーとの間の交渉が本格的に行われていると『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語っている。
「チームとはいい話し合いができているよ。ケビンは彼らの野心的なプロジェクトの一員であり続けることに非常に興味を持っているし、契約延長に関する見通しは明るいね」