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トヨタ、マイクロソフトとWRCでの協力関係で合意「モータースポーツにITを活用」

2016年09月30日(金)10:43 am

トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、フランス・パリで9月29日(木)~10月16日(日)に開催される2016年パリモーターショーにおいて、マイクロソフトが、2017年FIA世界 ラリー選手権(以下、WRC)におけるTOYOTA GAZOO Racingの「テクノロジー・パートナー」として参画することで基本的合意に達したと発表した。

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トヨタは今後、マイクロソフトの技術を活用してレース活動やチームデータ共有のための情報プラットフォームを開発し、レース活動を強化する。

具体的には、下記の領域で協力する。

1.走行中のデータ分析プラットフォームの開発
走行に関わる各種情報を集約・可視化し、分析することで、レース活動にデータを活用する。

2.チーム活動の情報共有システムの活用
クラウドを利用して、画像や動画などの各種素材をより円滑に共有できるようにすることで、効率的・効果的な情報発信活動を支援する。

3.ファンとのコミュニケーション強化
クラウドを活用したファン向けサービスの提供や、イベントにおけるマイクロソフトの展示デバイス使用などを通じ、レース活動を魅力的かつ、スピーディーにファンに届けていく。

■マイクロソフトとトヨタは、すでに合弁会社設立

マイクロソフトとトヨタは、本年1月には、ビッグデータの収集、分析、利活用を目的とする合弁会社「Toyota Connected, Inc.」を設立した。このWRCにおける「テクノロジー・パートナーシップ」は、従来からのマイクロソフトとの協力関係の上に成り立っている。

■豊田社長「モータースポーツにITを活用していく」

トヨタの豊田章男社長は「マイクロソフトが目指すより豊かな社会の実現に向かう志は、私たちと同じだと確信している。今までの協力関係をベースに、モータースポーツにITを活用していくことで人とクルマを更に鍛え、今後も『もっといいクルマづくり』を推し進めていく」と語った。

トヨタは2017年からの参戦に向け、トミ・マキネンをチーム代表として準備を進めている。

■新カラーリング

今回発表したヤリスWRCテストカーは、マイクロソフト、DMG森精機とパナソニック及びチームへのタイヤの供給メーカーであるミシュランのロゴを掲出したデザインとなっている。

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