ドイツを代表する自動車メーカーのひとつであるBMWがF1に再チャレンジすることはなさそうだ。
『Times(タイムズ)』は、かつてザウバーを買収し、BMWザウバーとして2006年から4年間にわたってF1に参戦していたBMWについて次のように報じている。
「彼らは7年前にF1から立ち去ったが、今では彼らが(F1に)復帰することはないと示唆している」
「その代わり、F1が失った世界でも屈指のブランド(BMW)を獲得するのがフォーミュラEだ」
事実、BMWではこれまで通りDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)への参戦を継続するとともに、新たにフォーミュラEで、元F1ドライバーでもあるマイケル・アンドレッティのチーム運営に参画することを発表している。
さらに『Times(タイムズ)』は、「フォーミュラEに加え、BMWはル・マン24時間耐久レースにも復帰することになる」と付け加えている。
BMWの取締役会メンバーであるクラウス・フローリッヒもこれを認め、次のように語った。
「方針により、我々にはテクノロジーとインテグレーションの分野における自分たちの専門知識を世界的な舞台において示すことが許されている」