トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、同チームのドライバーであるカルロス・サインツがルノーへ電撃移籍するのではないかとのうわさを否定した。
■根強くささやかれるサインツ移籍のうわさ
サインツ本人はすでにこのうわさを否定しているものの、レッドブルがより有利な条件でパワーユニット供給を受けるために、その交換条件としてサインツの契約をルノーに譲渡するという内容の交渉が行われているようだとのうわさがささやかれ続けている。
しかし、トストもこのうわさに関してイタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』に次のように語った。
「カルロスには契約があるし、とりわけ彼の成長度合いを考えれば、レッドブルが彼を手放すことを計画しているとは思えないね」
■来季は経験あるドライバーの2名体制が理想
トストはさらに、22歳のサインツはいまや「最高レベルのプロフェッショナルだし、2017年には我々も彼のようなドライバーを必要としている」とし、2017年には大きくルールが変わるだけになおのこと経験のあるドライバーが必要となると次のように付け加えた。
「(2017年の)大きな変化を迎えることを考えれば、経験のあるドライバーを抱えることが不可欠だ。それも、理想的には2人のね」
現在のサインツのチームメートは今シーズン途中でレッドブルから降格されてきたダニール・クビアトだ。レッドブルでは、来季はクビアトに代えて新人のピエール・ガスリーをトロロッソからデビューさせるつもりのようだとのうわさもささやかれている。