今季のF1最終戦となるアブダビGP(11月27日決勝)のF1レース責任者が、タイトル争いが最終戦までもつれこんでくれることを期待していると語った。
■終盤に来て激しさを増すF1タイトル争い
過去最多となる年間21レースで展開されている今季のF1だが、序盤は開幕4連勝を飾ったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がタイトル3連覇を狙うチームメートのルイス・ハミルトンを大きくリードしていた。
しかし、両者がクラッシュしてどちらもリタイアとなった第5戦スペインGPを境に形勢が逆転。シーズン中盤にはハミルトンが昨年までの勢いを取り戻したかのように連勝し、ランキングトップの座をロズベルグから奪いとっていた。
ところが、夏休みが明けると再び流れはロズベルグの方へ。ベルギー、イタリア、シンガポールと3連勝を達成したロズベルグが再びランキングトップに返り咲き、現時点ではハミルトンに8ポイント差をつけている。
■最終戦までもつれて欲しいとアブダビ
今季も残りあと6レースとなったが、最終戦の舞台となるヤス・マリーナ・サーキットの責任者アル・タレク・アル・アメリは『Al Bawaba(アル・バワバ)』に次のように語った。
「もちろん、我々は長期的にこの位置(最終戦)にいる」
「もちろん、我々にとって重要なのはサーキットで何が起きるかということだ。今年は面白くなりそうだよ。ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがタイトル争いを続けているからね」
そう述べたアル・アメリは、次のように付け加えた。
「もちろん、保証などはないが、最後までその戦いが続きそうに見えるよ」