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【SF】優勝した関口雄飛「終わったと思ったが・・・あきらめず必死でプッシュ」

2016年09月26日(月)11:32 am

9月25日(日)、2016年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第6戦スポーツランドSUGOの決勝レースが行なわれ、関口 雄飛(イトウチュウ エネクス チーム インパル)が、デビューシーズンながら、今季2度目のポール・トゥ・ウィンを果たした。

■関口の優勝会見「終わったと思ったが・・・諦めず必死でプッシュ」

「スタートも不安要素がありましたが、今週に向けていろんな人が助けてくれて、ある程度コツをつかんだというか、自信を持ってスタートできました。一方、(中嶋)一貴選手はスタートが良いので、(スタート直後に)迫られたのですが、予定どおり抜かれずに1コーナーを過ぎて、そこからはクルマもバランスが良くて、ペースもすごく良くて予定どおりでした」

■セーフティカーが目の前に・・・『これ最悪?』

「ところがセーフティカーが僕の目の前に入るという最悪のシチュエーションになったので、『あぁ、もう終わった』と思ったのですが、そこから諦めずに死ぬ気でプッシュし、毎周毎周マージンを作ってピットに入ったら、トップのまま帰ることができました。セーフティカーが入るタイミングですが、僕の目の前でピットアウトしてきたんです。なので、チームには無線で、「もしかして、最悪のシチュエーションじゃないですか?」と聞いたら、「最悪だよ」と言われ、『マジか!?』と思い、ひとりで興奮していました。なんであのタイミングだったのかと思います」

■気持ちの切り替えてプッシュ

「セーフティカー明けには、終わったことは仕方がないと思い、また「がんばれば、いい位置で戻れる可能性がある」と言われたので、セーフティカーが入る前も結構いいペースで走れていたので、なんとか少しでもいい位置で戻れるよう、1ポイントでも多く獲れるよう、とがんばってプッシュしようと思いました。(単独走行でもオーバーテイクボタンを使っていたが)ピットに入るまでに、いかにマージンを築いて入るかが問題だったので、ピットに入るまでに全部使い切ろうとは思っていました」

■タイヤはタレずに持続性があるいいものだった

「走行中は、一度、リアタイヤが少し垂れてきてペースが落ちたんですが、そこから燃料が軽くなり、タイヤのパフォーマンスが維持できたんです。通常では燃料が軽くなると共に、タイヤのピークも下がってくるので、ペースが上がることはないんですが、タイヤ(のパフォーマンス)が一定のまま燃料が軽くなったので、ペースが復活しました。タイヤは最後になってもまだそのまま走れるんじゃないかというくらい、持続性があるいいものでした」

■すべてが完ぺき

「(決勝ペースがライバルより1秒ほど速かったのは)クルマ、ドライバー、すべてが決まっていた結果だと思います。タイヤはワンメイクでみんな一緒なんで。僕だけがGTでヨコハマタイヤを履いているからって、いいタイヤが出てるわけじゃないんで(笑)」

■最終戦も勝つ

「(4.5ポイント差でランキングトップに立ったが)ポイント計算はまだしていません。最終戦は勝った人にボーナスポイントがあるそうで、1位と2位といつもよりも差があるようなので、最終戦も勝たないと。みんな僅差なんで、その点は考えずいきたいですね。とりあえず最終戦の第1レースで勝って、余裕をもって第2レースに臨めたら最高だと思います」

次戦は早くも最終戦。10月29日(土)、30日(日)開催の第7戦 鈴鹿サーキットでチャンピオンが決まる。

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