ミハエル・シューマッハの家族がドイツの週刊誌に対して損害賠償を求めた裁判が始まった。
7度のF1王者であるシューマッハは、2013年末のスキー事故で頭部を負傷して以来、自宅療養が続いており、その回復状況については明らかにされていない。
この裁判は、ドイツの週刊誌『Bunte(ブンテ)』が、シューマッハが「再び歩く」と題した記事を掲載したことに対して起こされたとドイツの『Meedia』が伝えている。
シューマッハのマネージャーであるザビーネ・ケームは、この記事を否定する声明を2015年12月に出している。
ハンブルクの裁判所で、シューマッハ家の弁護士フェリックス・ダムは、虚偽の記事による損害賠償として10万ユーロ(約1130万円)を支払うよう求めた。
「彼は歩けない」とダムが法廷で話したと伝えられている。
損害賠償が認められる可能性は高いと裁判官も話しているという。判決は10月に出る見通しだ。