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「ルノーにとってドライバー選択のプライオリティーは低い」とF1解説者

2016年09月14日(水)18:54 pm

デンマークのタブロイド紙『BT』が、9月中に来季の残留が決定しなければケビン・マグヌッセン(ルノー)のチーム残留の可能性は劇的に小さくなってしまうだろうと報じている。

■マグヌッセンの契約オプション行使期限は9月末か

『BT』によれば、現在のマグヌッセンの契約にはルノー側に契約延長オプションが設けられており、9月末がその行使期限となっているのだという。つまり、もしルノーが来季もマグヌッセンの続投を望むのであれば、それまでにオプションを行使することになるはずだ。

仮にチームがオプションを行使しない場合、マグヌッセンはほかのチームとも自由に交渉できることになる反面、来季のシートを確保できる可能性がかなり小さくなってしまうのは確かだ。

■ルノーにとってはドライバー決定よりも重要なことがある

そして、デンマークのテレビ局『TV3』でF1解説者を務めているイェンス・ハンセンは、現時点ではルノーにとって来季のドライバー選びは優先順位としては3番目かもしれないと、次のように語った。

「ルノーではまず何よりも組織をうまく統制することが必要だ。彼らはイギリスにあるファクトリーで新たな人材を探すのに苦労している。そして次に来年のクルマを準備する必要がある。もしそのクルマがよくなければ、誰が運転しても関係ないからね」

「だから、ドライバーのことは今のところ3番目じゃないかな」

■マグヌッセンにとってはシンガポールが正念場

ハンセンはさらに、マグヌッセンは自分が2017年に必要なドライバーであるということをルノーに納得させるチャンスをいくつか逃してしまっていたのではないかと次のように付け加えた。

「もしケビンがソチ(7位入賞を果たした第4戦ロシアGP)のようなパフォーマンスをあと2、3レースで見せていれば、彼はとっくに契約を手にしていたに違いないと思うよ」

いずれにせよ、来季のシート獲得に向けて、マグヌッセンにとっては今週末のF1シンガポールGP(18日決勝)でチーム首脳部にアピールできるようなパフォーマンスを示すことが非常に重要になるのは間違いないだろう。

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