過去最多の全21レースで行われる2016年のF1シーズンもすでに3分の2を消化。残りは7レースだけとなっている。
■最後に勝つのはハミルトン?ロズベルグ?
現時点では今年3年連続で自身4度目のF1タイトル獲得を目指すルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、最大のライバルであるチームメートのニコ・ロズベルグに対してわずかに2ポイントをリードしている状態だ。
今季の勝利数もハミルトンが6勝、ロズベルグが7勝とほぼ互角であり、数字的にはどちらが今年のF1チャンピオンになってもおかしくない状況となっている。
■下馬評はハミルトン有利か
だが、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは今年のF1タイトルも最終的にはハミルトンがつかむことになると確信しているようだ。エクレストンはF1公式サイトのインタビューに対し、「もちろん、彼(ハミルトン)が勝つだろう。それは間違いないだろうね」と答えている。
そして、2010年から3年間ハミルトンのチームメートであったジェンソン・バトン(マクラーレン)もハミルトンに一票を投じている。バトンは『Sun(サン)』に次のように語った。
「彼(ハミルトン)はあれほどの劣勢をばん回したんだ。みんなは彼がロズベルグからどれほど離されていたのか忘れていると思うよ。そして彼は3レースでそのギャップを縮めてみせた」
「彼の予選は見事だ。そしてレースでは彼が非常に強い位置にいることを誰もが分かっていると思う」
そうコメントした現役ドライバー中最多F1出走数を誇るバトンは、次のように付け加えた。
「精神的にも、彼は以前よりもかなり強くなっているよ。彼は本当にいいチャンスを迎えているし、多分彼が4度目のF1タイトルを取るだろうね」