ウィリアムズの開発ドライバーを務める17歳のランス・ストロールが、F1で走る準備はできていると語った。
カナダ人ドライバーのストロールは、F1引退を発表したフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)の後任候補と目されている。
父親のローレンスはファッション業界の大富豪として知られる。だが、ランス・ストロールは現在参戦しているヨーロッパF3選手権でも大差でランキングトップを走っており、実力は折り紙付きだ。
■「F3のレベルはすごく高い」とストロール
ドイツの『motorsport-magazin.com』にF1で走る準備はできているかと聞かれると、ストロールは「もちろんだ」と答え、次のように語った。
「F3のレベルはすごく高いし、GP2のほんの一歩下だと思う。クルマのダウンフォースも大きい。もちろんF1ほどのパワーはないけれど、競争のレベルはすごく高いよ」
F1とF3の違いについてさらに聞かれると、ストロールはこう答えた。
「あらゆる点が少しずつ違うと思う。でも、僕には正確には言えない。F1の経験がないからね」
■若手の活躍はF1にとって「いいこと」
マックス・フェルスタッペンが17歳でF1にデビューしたことで、F1には18歳以上という年齢制限が設けられた。ストロールは10月末の誕生日で18歳になるため、その点は問題ない。
フェルスタッペンについてストロールはこう話している。
「マックスは、異例の若さでほかの大勢が得られないようなチャンスを手に入れた。でも、見ての通り、信じられないような仕事をしたよね」
「若手ドライバーがどれだけやれるか見せられるのは、モータースポーツにとってもF1にとってもいいことだ。ただ、僕は自分を誰かと比較したいとは思わない。状況はそれぞれ違う」
「きちんと準備ができていて、必要な才能があるなら、すごく若いうちにデビューしても何の問題もないと思う」