今季限りでのF1引退を発表したフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)だが、それを決意する前には自分のマネジャーがほかのチームとも接触していたことを認めた。
だが、マッサは、シートが獲得できる見込みがなかったことが引退するという決断につながったわけではなかったのだと主張している。
「市場の影響も少しはあったよ。だけど、それは小さかった」
FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)会長であるジャン・トッドの息子ニコラ・トッドにマネジメントを委託しているマッサは母国ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』にそう語ると、次のように続けた。
「市場がどういう動きをしているのか、僕は知らなかったんだ。ニコラは少しばかりルノーと話をしたし、ハースとも何度か接触したよ」
「もちろん、僕だって市場がどんな感じなのかは感じていたよ。だけど、その影響はすごく小さかった。一番強かったのは、僕の心の内から生じた決断だったんだ」とマッサは結んだ。