F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)でF1競技委員長の職にあるチャーリー・ホワイティングが、来年以降どこかのF1チームに加入することになるのではないかとのうわさを否定した。
先週、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』が、これまで長年にわたってF1競技委員長を務めてきたホワイティングがFIAを辞めることを考えており、すでにいくつかのF1チームと交渉を行っていると報じた。
だが、64歳となるホワイティングはこの報道を否定。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対して次のように語った。
「ばかげた話だ。どこからそんなうわさが出たのか私には分からないよ」
ホワイティングは1970年代に、当時バーニー・エクレストン(現F1最高責任者)がチームオーナーを務めていたブラバムでエンジニアやメカニックを務めていた。その後1988年にFIAの技術責任者となり、1997年からは競技委員長としてF1を監督する立場にある。
そのFIAとの現在の契約が今年いっぱいで満期を迎えるものの、ホワイティングと折り合いが悪い現FIA会長ジャン・トッドが同じ条件での契約延長を望んでいないようだとも伝えられている。