F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、F1に新オーナーが誕生した後、自分が現在の地位にとどまるかどうかはまだ分からないと語った。
現在F1の主要株主は投資会社CVCだが、アメリカメディア業界の大物として知られるジョン・マローンが率いるリバティー・グループがCVCの持つF1株式を取得し、新たなオーナーとなることが確定的だと報じられている。
そして、リバティー・グループから巨額の買収金の一部が7日(水)にCVCに対して払い込まれる予定だと伝えられているが、マローンはF1運営にあたってニューヨークに拠点を置くエンターテインメント企業である21世紀フォックスで取締役を務めるチェイス・キャリーという人物を新体制の重要なポジションに据えることを望んでいると言われている。
この件に関する質問を受けた85歳のエクレストンは、今週『Daily Mail(デイリー・メール)』に次のように語った。
「新たな人物が参入を望んでおり、いろいろ口を出したいと考えているのだと思っている。もし私がそうした雑音を気に入らなければ、私はアディオスと言うことになるだろうね」
さらに、エクレストンは『Times(タイムズ)』紙にも次のように語っている。
「私はここにとどまり、彼らを助けるための契約を結ぶようオファーを受けている」
「私がそうしたいと思うかどうかだ。そのうち分かるだろう」
エクレストンは、自分の理想的な後継者としてメルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフの名前をあげたことが報じられていたが、ヴォルフのほうはその可能性を否定したと伝えられている。