マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、自分はコックピット保護装置である「ハロー」は好きではないと認めた。
F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)では、当初2017年からF1カーにコックピット保護システムを導入することを目指していた。しかし、F1チームからの反対もあって少なくとも2018年までは導入が先送りされることになっている。
だが、「ハロー」と呼ばれる装置の熟成を進めるため、最近のF1レースでは金曜フリー走行1回目に複数のドライバーが同装置を装着して実走行テストを行うようになっている。
そして、フェルスタッペンも先週末にイタリアGP(第14戦)が開催されたモンツァ・サーキットで実際にこの装置を装着して走行を行うチャンスを得ていた。
だが、フェルスタッペンは母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙に次のように語った。
「ハローが装着されたクルマは乗り込むのも降りるのも難しいんだ」
「それに、ミラーの視界もすごく悪くなる」
「このシステムをもっと改良するためには、まだかなり多くの時間が必要だと思うよ」
そう語ったフェルスタッペンは、どういう改善を施すのが最善だと思うかと質問されると、次のように答えている。
「多分、はずしてしまうことだろうね」