フェリペ・マッサが今季限りでF1を引退することが明らかとなったが、ウィリアムズはその後任ドライバーとして現在開発ドライバーを務めているカナダ人ドライバーのランス・ストロールを昇格させることになるかもしれない。
■うわさされたバトン加入の可能性は消滅
少し前まで2000年にウィリアムズからF1デビューを飾ったジェンソン・バトン(現マクラーレン)が2017年に古巣ウィリアムズにカムバックするのではないかとのうわさがささやかれていた。
だが、バトンは先週末にF1イタリアGPが開催されたモンツァで2018年までマクラーレンと契約を更新したことを発表。バトンは実質的に来季はF1を休むことになるものの、ウィリアムズ復帰の線は消えている。
■来季はボッタスとストロールのコンビか
そんな中、ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』は、“さまざまな関係者”から得た情報として、ウィリアムズの2017年のドライバーラインアップはバルテリ・ボッタスとストロールになりそうだと伝えている。
現在ウィリアムズの開発ドライバーを務めるストロールは今年の10月29日に18歳の誕生日を迎える若手であり、今年のヨーロッパF3選手権で現在ランキングリーダーの位置にいる。そして、その父親ローレンス・ストロールは、トミーヒルフィガーなどのファッションブランドを展開するカナダの大富豪だ。
■すでに契約も交わされたとの情報
『Speedweek(スピードウィーク)』は、あるF1チーム代表がモンツァで次のように語ったと報じている。
「彼(ストロール)がFIA(国際自動車連盟)からスーパーライセンスを得られればという条件で、すでに契約が交わされている」
また、元F1ドライバーであり、現在はドイツのテレビ局でF1解説者を務めるマルク・スレールも次のようなコメントを行っている。
「私に言わせれば、はっきりしていることがある。ウィリアムズは金を必要としており、ストロール家はそれを持っているということだ」
「幸運なことに、若いストロールは才能にも恵まれているよ」