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【決勝レポート】ロズベルグが逆転勝利 マクラーレン・ホンダはポイントに届かず/F1イタリアGP

2016年09月04日(日)22:44 pm

2016年F1第14戦イタリアGPが9月4日(日)、モンツァ・サーキット(全長5.793km)で最終日を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝でメルセデスのニコ・ロズベルグが優勝した。今季7勝目、通算21勝目。

●【レース結果】F1第14戦イタリアGP、タイム差、周、ピット回数

圧倒的な差をつけてポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンだったがスタートに失敗し、一気に6番手にまで順位を下げてしまう。ハミルトンはその後レッドブルのダニエル・リカルドやウィリアムズのバルテリ・ボッタスをコース上で追い抜いて順位を上げていくが、この間にトップのロズベルグが大きくリードを広げていく展開となる。

ソフトタイヤでスタートしたメルセデス勢が1回ストップ作戦を展開する中、スーパーソフトタイヤでスタートしたフェラーリ勢は2回ストップ作戦を選択。メルセデスAMGに対抗するというよりは、確実にレッドブル勢の前でゴールする戦略をとってくる。

ライバルチームが1回多いピットストップを行う間に、地力に勝るハミルトンが2番手に浮上。しかし、すでにロズベルグとのギャップは逆転不可能となっており、そのままロズベルグがトップ、ハミルトンが2位でチェッカーを受けた。この結果、ランキングリーダーのハミルトンとロズベルグの差は2ポイントに縮まった。

3位にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが入り、フェラーリとして5レースぶりに表彰台に返り咲いている。

4位以下は次の通り。4位キミ・ライコネン(フェラーリ)、5位ダニエル・リカルド(レッドブル)、6位バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、7位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、8位セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9位フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、10位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。

マクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソが一時トップ10圏内を走行するもピットストップの際にタイムロスするアクシデントもあり、ポイント圏内に手が届かない位置でレース中盤以降を戦うことになった。

終盤にはスーパーソフトを履いたジェンソン・バトンとソフトタイヤのアロンソがチームメート同士でのバトルを展開するシーンも見られた。

バトンに追い抜きを許したアロンソもその後レースが残り3周となった時点でピットインするとスーパーソフトに交換してファステストラップをマークする意地も見せた。

結局マクラーレン・ホンダは、バトンが12位、アロンソが14位で伝統のイタリアGPを終えている。

次戦F1第15戦シンガポールGPは9月16日(金)の現地時間18時(日本時間19時)に開幕。決勝は9月18日(日)の現地時間20時(日本時間21時)にスタートする。

●【スピードトラップ】バトン2番手
●【ファステストラップ】アロンソ最速タイム!
●【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「最後の2周、新品タイヤで最速タイムを狙った」
●【マクラーレン・ホンダ】バトン「あれさえなければポイントは獲得できた」
●【ホンダF1】「上位陣を脅かすだけの力はなかったが、次は力を発揮する」

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