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F1競技委員長チャーリー・ホワイティングが職探し?

2016年09月03日(土)17:10 pm

FIA(国際自動車連盟)のF1競技委員長チャーリー・ホワイティングが、F1チームでの仕事を探しているという。

64歳のホワイティングは、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが当時率いていたブラバムでチーフメカニックやチーフエンジニアを務め、その後、1988年にFIAに移ってF1の技術部門責任者に就任。1997年からは競技委員長も兼任して、長年、現場でF1を取り仕切ってきた。

そのホワイティングが、F1第13戦ベルギーGPで複数のチーム首脳陣と会談し、FIAを辞職する考えを伝えて、チームでの仕事を提案していたとドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』が報じている。

あるチーム関係者は、「ホワイティングを雇うことは戦争の火種にしかならない」と話している。ホワイティングは技術責任者として全チームのF1マシンを知り尽くしているからだ。

■FIAとの契約が今年で切れるホワイティング

『Auto Bild(アウト・ビルト)』によると、ホワイティングは1996年に、ベネトンを率いていたフラビオ・ブリアトーレからオファーを受けたものの、これに気付いたマクラーレンの当時のチーム代表ロン・デニスが、その場合はF1から撤退すると抗議したという。

問題を回避するため、当時のFIA会長マックス・モズレーとエクレストンが見つけた解決策が、ホワイティングにF1の競技委員長も兼任させ、報酬を上げることだった。

この契約は2016年で切れるが、ホワイティングと折り合いが悪い現FIA会長ジャン・トッドは、同じ条件での契約延長を望んでいないと『Auto Bild(アウト・ビルト)』は伝えている。

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