F1引退を発表したフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。大事故を経験した後に克服、そしてこの世代の最高のドライバーの一人へと成長してきた。15年のキャリアの中で実はいくつもの輝かしい数値を残していることをご存じだろうか?ここでは、そのいくつかの数値をご紹介しよう。
■20
2002年F1オーストラリアGPで、ザウバーからデビューした時の年齢が20歳だった。
■41
表彰台に上った回数は41回。歴代21位。マーク・ウェバー(42回)とリカルド・パトレーゼ(37回)の間に入っている。
■11
F1優勝回数は11回。歴代27位。現役ドライバーのうち、6ドライバーだけがマッサよりレース勝利数が多い。11勝をしたドライバーには、ジャック・ビルヌーブと同郷ルーベンス・バリチェロがいる。
■242
出走回数242戦(このまま最終戦まで出場すれば250戦になる)。歴代9位。現役ドライバーのうち、ジェンソン・バトン、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンに次ぐ出場回数だ。
■139
フェラーリでレースに出場した回数が139戦。ミハエル・シューマッハに次ぐ多さ。
■16
ポールポジション回数が16回。歴代18位。歴代タイ記録者は、スターリング・モス、元チームメートのキミ・ライコネンだ。
■4
通算ハットトリック回数が4回(ポールポジション、優勝、ファステストラップ)。マッサより多く記録しているドライバーは12名だけだ。これは、現役ライバルのニコ・ロズベルグ、キミ・ライコネン、ジェンソン・バトン以上のものだ。
■11
フェラーリで優勝した回数が11回。フェルナンド・アロンソと同数の4位。1位はミハエル・シューマッハ(72回)、2位はニキ・ラウダ(15回)、3位はアルベルト・アスカリ(13回)。スクーデリア・フェラーリのために勝利したドライバーのうち、マッサを超えているのはこの3名だけだ。
■15
ファステストラップの回数が15回。歴代21位。3度の世界チャンピオン、ジャッキー・スチュワートと同数だ。
■2
チャンピオンシップ最高順位は2位。F1の歴史の中でも最も劇的なタイトル争いを繰り広げた2008年、マッサは最終戦の地元ブラジルで優勝、しかし、チャンピオンシップ争いではたった1点差でルイス・ハミルトンに敗れた。
■36
フェラーリでの表彰台回数が36回。ミハエル・シューマッハ、ルーベンス・バリチェロ、フェルナンド・アロンソに次ぐ多さだ。
■15
フェラーリでのポールポジション回数が15回。フェラーリ史上3番目の記録。1位はミハエル・シューマッハ、2位はニキ・ラウダだ。
■3
F1で戦ったチーム数は3チーム。ザウバー、フェラーリ、そしてウィリアムズだ。
■1
6人のブラジル人F1優勝者の一人。他にはアイルトン・セナ、ネルソン・ピケ、エマーソン・フィッティパルディ、ルーベンス・バリチェロ、カルロス・パーチェがいる。
■35
シーズン最後のアブダビGPを終了した時点でのマッサの年齢は35歳だ。