ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、F1ベルギーGP(28日決勝)でエンジン交換によるペナルティーを受ける。
シーズン序盤に相次いだパワーユニットのトラブルにより、ハミルトンはすでに5基目のコンポーネントを使用しており、残り9戦のいずれかの時点で規定数を超える6基目を投入し、ペナルティーを受けざるを得ない状況だった。
メルセデスAMGは、抜きやすいコースのベルギーGPでペナルティーを消化することを選んだ。
「僕が知る限り、今週末にエンジンペナルティーを受けるよ」とハミルトンは25日(木)の記者会見で明かした。
チームも、ハミルトンは決勝を「最後尾に非常に近い位置」からスタートすると認めている。
■「ダメージを最小限に」とハミルトン
現在、19ポイント差でトップに立つハミルトンだが、このペナルティーによってチームメートのニコ・ロズベルグに逆転される可能性もある。
しかし、ハミルトンはチームに対する怒りはないと話している。
「チームが無能なせいだなんて思わないよ」
「たとえ僕がミスをしてもメカニカルトラブルが起きても、勝つときも負けるときも僕たちは一緒だ」
「勝つと言えば、それが目標だよ。でも、すごく難しいだろうね」
「あらゆる手を尽くすよ。ダメージを最小限に抑えるのが大切だ」