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【マクラーレン・ホンダ】新CEOがバンドーンに太鼓判 ホンダにも期待

2016年08月25日(木)18:15 pm

マクラーレンの新たなCEO(最高経営責任者)に就任するヨースト・カピートが、着任を前にドライバーやホンダについて語った。

■カピートの着任は9月1日

すでに今年初旬にマクラーレンと契約を交わしていたフォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者カピートだが、自分の後任が見つかるまではマクラーレンでの業務を開始することはできないとしていた。だが、いよいよ9月1日(木)に正式にマクラーレンでの業務を開始することになる。

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』から、すでにマクラーレンの意思決定に関与しているのかと質問されたカピートは、次のように答えた。

「いや、8月31日(水)までは、私はまだフォルクスワーゲンの人間だからね」

「それは意味のないことだよ。これらの仕事を完ぺきにやり遂げなければならないし、そうでなければ誤った決断を下すというリスクを抱えることになるからね」

かつてザウバーでF1にも携わった経験を持つカピートだが、マクラーレン着任後に待ち受ける重要事項のひとつが来季のドライバーラインアップ決定だろう。

■バンドーンは十分にやっていける

すでに、マクラーレンでは2017年にはジェンソン・バトンに代えてベルギー出身のバンドーンをフェルナンド・アロンソのチームメートとして昇格させることになるだろうとのうわさが強くささやかれ続けている。24歳のバンドーンは、アロンソにとっていいチームメートになると思うかと尋ねられたカピートは次のように答えた。

「ストフェルはF1をやる準備ができていると思うよ」

「彼はすでにバーレーンでそれを示してみせた。私はバーレーンにいたし、自分の目で彼がプロとしての仕事をしたのを見ていたよ。もっとも、彼はこれまでずっといい仕事をしてきていたがね。だから、彼がF1をやる力があるのは間違いないね」

■2017年のクルマは楽しめるものに

もうひとつ、カピートに課せられた重要な仕事は、2018年以降もチームに残るようアロンソを説得することだろう。2005年と2006年にルノーでF1タイトルをとったアロンソだが、その後10年間タイトルに手が届いていない。そして、最近ではもはや以前のようにはF1を楽しむことができていないと発言するようになっている。

「楽しめないというドライバーと仕事をするのは意味のないことだ」

そう語ったカピートは、次のように続けた。

「だが、(2017年の)新しいクルマはまたもっと楽しめるものになると信じているよ」

「それに、私は来年のマクラーレンは悪いクルマにはならないと確信しているよ。現時点では詳細なことは知らないが、外部から見てもチームが大きくしているのは分かるからね」

■ホンダもさらに力を発揮するはず

さらに、カピートは今後ホンダもさらに大きく改善するだろうと考えている。

「ホンダはまだ学習期間にあるし、レギュレーションによってシーズン中に大きな進歩を遂げることは難しくなっている」

「だが、今ではホンダのリーダーもモーターレーシングやチームが必要とすることを理解していると思う」

そう述べたカピートは、次のように締めくくった。

「協力関係は間違いなく非常にうまくいくと思うよ」

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