日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は24日、フルモデルチェンジした「セレナ」を同日より全国一斉に発売すると発表した。
新型「セレナ」の特長は以下の通り。
■広くなった室内空間
新型「セレナ」はクラスNo.1の室内長と室内幅を誇る。前モデルより180mm広くなった室内長により、1列目から3列目シートそれぞれのひざ周りスペースにゆとりを生み出した。
また、Aピラーのスリム化やメーターデザインの改良により、広々とした見晴らしの良い視界を確保、2列目のシートベルトをシート内蔵式にすることにより、3列目シートに座っても開放感あふれる快適な室内空間を実現した。
■使い勝手を極めたドアとシート
新型「セレナ」には新しい装備を採用した。
1つはクルマに触れずに開閉可能な「ハンズフリースライドドア」。これは足先の操作にセンサーが反応し、自動でスライドドアが開閉する機能。子どもを抱いている時や、荷物で両手がふさがっている時でもスマートにスライドドアを開閉できる。
もう1つは2通りの開き方ができる「デュアルバックドア」。バックドア上部のみを開閉することで、後ろが狭い駐車場でも荷物の出し入れが可能となった。また、荷物を多く積んだ時にも荷崩れを気にせずバックドア上部の開閉ができるという。
そしてシートアレンジがさらに進化した。女性でも楽にシートを動かせるようシートの操作力を大幅に軽減し、3列目シートからの乗降性も向上。更にリビングのように足をのばしてリラックスできる「2列目超ロングスライドシート」を採用し、より多彩なシートアレンジを実現した。
■ミニバン世界初。同一車線自動運転技術「プロパイロット」
ミニバンクラス世界初となる、同一車線自動運転技術「プロパイロット」を採用した。
「プロパイロット」は高速道路などの自動車専用道路において、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限に、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援し、ドライバーの運転をサポートする。
また、先行車両が完全停車した場合、システムが自動的にブレーキをかけて停車するとともに、ドライバーがブレーキを踏むことなく停止状態を保持する。
更に、先行車両が発進した際は、ドライバーが簡単な操作をするだけで、追従走行を再開する。これにより、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減する。
■期間限定の特別仕様車「プロパイロットエディション」
同一車線自動運転技術「プロパイロット」を標準装備した、「プロパイロットエディション」を期間限定で販売する。踏み間違い防止アシストなどの安全装備に加え、セレナの利便性を向上させる「ハンズフリーオートスライドドア」や、スタイリッシュさをプラスする「16インチアルミホイール」などを標準装備(2WD車)しながら、291.6万円から317.6万円の価格設定とした。
販売目標台数は8,000台/月としている。