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トヨタ、勝田・新井フィンランドラリー第5戦で完走

2016年08月23日(火)12:05 pm

TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて欧州でトレーニング中の勝田貴元、新井大輝が、8月19-20日に開催されたフィンランドラリー選手権第5戦、SM-Ralli Turku SM1クラスにR5車両(フォード・フィエスタ)で参戦した。勝田貴元/ダニエル・バリット組はクラス10位、総合11位、新井大輝/グレン・マクニール組はクラス7位、総合8位で、2台揃って完走を果たした。

総SS距離84km、9つのSSで競うSM-Ralli Turkuは、昨年、本プログラムにおいて両選手が参戦した最初のラリーで、今回は2度目の挑戦となった。

Day1のSS1からSS3はナイトセクションであり、レッキでは正確な距離を記載することが重要なポイントであった。また、このラリーは路面が硬く、出走順によって浮き砂利の影響を多く受けるコース設定であり、タイヤ選択、ブレーキングでの運転操作が勝負の鍵となっていた。

両クルーは講師より事前に十分な指導を受け、レッキを行った。本番では、新井は常にトップと近い タイムをキープし、SS7ではベストタイムを出すなど周囲を驚かせた。また、勝田は自身が課題とするペースノート作業を着実に行いながら、確実にポジションをキープする走りで安定した走行を貫いた。

■チーフインストラクター:ヨウニ・アンプヤ「身につけるべきことはまだたくさんある」

チーフインストラクターのヨウニ・アンプヤは、「二人とも良い結果で終わることができた。今の二人に必要なことは経験で、近道はない」と語った。「様々な場所での走行で車の特性をつかむこと、ペースノートの作り方、タイヤの使い方など、身につけるべきことはまだたくさんある。焦ることなく全てのラリーを完走して距離を積み重ねてゆき、今後につなげて欲しい」と二人の次のステップへ期待を込めた。

■勝田貴元「経験値を上げていきたい」

昨年走った場所でもあったので、イメージを持ってトゥルクに入ることができました。今回はラリーフィンランドで見えたペースノートの問題点をこのトゥルクで改善することが目標でした。トゥルクはフラットでハイスピードコースだったので、より車速域が高いことをイメージしてペースノートを作る事が課題でした。今回もダニエルの助けもあって、ペースノートをしっかり作る事ができたと思います。一つ一つ積み重ねて、経験値を上げていきたいと思います。

■新井大輝「高速域が課題」

今回は高速域でのペースノート作り、高速域での車の動かし方が課題でした。昨年よりもペースノートはスムーズに作れたと思います。1ループ目は浮き砂利に見舞われ、高速コースでの浮き砂利上でのブレーキング、コーナーリングは難しかったですが、これもラリー。今は何よりも経験を積むために、一つ一つのラリーを大事に走りたいと思います。

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