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F1デビューが近づくオコン、目指すはルノーかメルセデスAMGか

2016年08月20日(土)20:10 pm

マノーからF1デビューが決まったエステバン・オコンにとって、今後のレースは2017年にルノーへ移籍するためのオーディションになるかもしれない。

オコンは19歳のフランス人で、F1ベルギーGP(28日決勝)からリオ・ハリアントに代わってマノーの正ドライバーとなることが決まっている。

■マノーでの走りがルノーのオーディションに

オコンが控えドライバーを務めていたルノーは、マノーでの走りを来季の試金石として注目するだろうと言われている。

これについて『Auto Hebdo(オート・エブド)』誌に聞かれたオコンは、「まったく分からない」と答え、次のように話した。

「大切なのは、自分のベストを尽くすことだ。そうすれば扉が開く。そういうことを自分で気にし始めたら、間違いなく仕事がやりにくくなるよ」

■準備は万端

今年、ドイツツーリングカー選手権に参戦していたオコンは、突然のF1シート獲得に驚いたとしながらも、準備はできていると語る。

「僕は長い時間をサーキットやパドックで過ごしてきた。だから、準備はできている」

「マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がF1にデビューしたときより準備が整っているんじゃないかと思うくらいだよ」

オコンは2014年のF3でフェルスタッペンを抑えてタイトルを獲得した実績を持つ。

フェルスタッペンはトロロッソからF1にデビューすると、2年目のシーズン途中にレッドブルへとステップアップして大活躍している。

オコンは、マノーのような下位チームでデビューしても不利ではないと考えている。

「このチームは見た目ほど弱くないよ」とオコンは話す。

■目指すはメルセデスAMG入り

マノーでチームメートとなるパスカル・ウェーレインは、オコン同様メルセデスAMGの育成ドライバーで、将来のワークスチーム入りはほぼ確実とも言われる逸材だ。

ルノーだけでなくメルセデスAMGのオーディションでもあるのではないかと聞かれると、オコンは笑顔でこう答えた。

「そうだといいね」

「なんて、冗談だよ。本当に知らないんだ。でも、そういうプレッシャーについて考える必要はない。自分の仕事をきちんと果たせれば、F1での将来が開けるのは間違いないんだからね」

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