マノーのパスカル・ウェーレインは、シーズン後半にも実力を証明するチャンスは訪れるだろうと自信を見せている。
メルセデスAMGの育成ドライバーでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の覇者でもある21歳のウェーレインは、高い評価を受けてF1にデビューし、F1第9戦オーストリアGPでは、予選12番手、決勝で10位入賞という活躍を見せた。
だが、やはりF1で1年目のチームメート、リオ・ハリアントに対して、予選では前半12戦で5回敗れている。これについて聞かれたウェーレインは、フランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』に次のように答えた。
「予選はそうだけれど、決勝はまた別だ」
「決勝については11対1で僕が上回っている。その中にはオーストリアでの10位フィニッシュもあった。土曜日にポイントは獲得できないからね」
■第一の目標は達成
F1初年度の前半戦には満足だとウェーレインは話す。
「今シーズンに少なくとも1ポイント獲得することが第一の目標だったけれど、それはもう達成した」
「そのおかげで、僕たちは選手権でザウバーの前の10番手だ。これ以上期待しようがないくらいだと思う」
■後半戦に期待
ウェーレインには、2017年にメルセデスエンジンを搭載するフォース・インディアやフェラーリのBチームと言われるハースF1へ移籍するといううわさもある。
2017年について聞かれると、「まったく分からない」とウェーレインは答えた。
「1年契約だから、とにかく待っているところだ。1シーズン目から完ぺきにいくわけがない。でも、オーストリアの結果は僕にとって有利な材料だ。シーズン後半にもさらにチャンスが訪れるよ」