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F1ドイツGPは3ストップ戦略が主流、多彩な戦略が展開される

2016年08月02日(火)11:05 am

ピレリがF1ドイツGP決勝レースを分析した。予測通り、ドイツGPでは多彩な戦略が展開された。3 ストップ戦略が主流となった中、多くのチームがチーム内での戦略を分けていた。

■メルセデスの戦略

メルセデスもその中のひとつで、優勝したルイス・ハミルトンがスーパーソフトとソフトを交互に使用したのに対し、ポールシッターのニコ・ロズベルグは、序盤に2セットのスーパーソフトを、終盤に2セットのソフトタイヤを使用した。

■ハミルトン、ピレリの予測通り

ピレリは3ストップが最速戦略と予測。ハミルトンは、素晴らしいスタートと速いマシンのメリットを活かし、レース及び自身のタイヤをマネージした。ハミルトンはピレリの予測したパターンに従い、14 周目、34周目、47周目にピットストップを行った。

■レッドブル、異なる戦略も最終スティントは両方スーパーソフト

ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンがともに表彰台を獲得したレッドブルも、チーム内で異なる戦略を実行したが、両ドライバーともスーパーソフトで最終スティントを走行し、そのスピードを活かした。

■路面コンディション

終盤にわずかながら雨の可能性があったものの、前日同様、レースを通して路面温度が38°C付近のコンディションだった。各チームは、最後まで独自の戦略を用い、上位から下位までトラック上でのバトルを多数展開した。

■古い路面がタイヤに負荷

ホッケンハイムサーキットは、2014年のF1開催以降、大幅な改修が行われておらず、バンピーな古いアスファルトがタイヤへ大きな負荷を与えていた。その結果、数多くのドライバーたちが、ペースを維持するために2ストップから3ストップへの戦略変更を余儀なくされた。2ストッパー中の最上位ドライバーは、9位に入賞したウィリアムズのヴァルテッリ・ボッタスだった。

■ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリー

「戦略が鍵を握るレースとなった。燃料が重い序盤のラップにおいて、予想以上のサーマルデグラデーションが生じたことで、多くのドライバーたちは、我々が理論上最速と予測した3ストップ戦略を採用した。摩耗とデグラデーションの割合を分析し、変化する状況に即座に対応することが、非常に難しい課題であったと思う」

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