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【動画】F1ドイツGPの歴史・・・ピケ殴る、フェルスタッペン火災、宙返り、チームオーダー

2016年07月28日(木)19:52 pm

1970年から開催されているF1ドイツGP。昨年、開催地のニュルブルクリンクの経営破たんにより、1960年から続いていたF1ドイツGPの開催が途絶えたが、今シーズンはホッケンハイムで開催される。

●【動画】ジェンソン・バトンの走行で2年ぶりのホッケンハイムリンクを解説

■ホッケンハイムリンク

初開催:1970年
周回数:67周
全長:4.574km
走行距離:306.458km
ラップレコード:1:13.780(2004年キミ・ライコネン)

■1982年、怒るピケが殴る蹴るの暴行

この年のネルソン・ピケ(ブラバム・BMW)は、BMWエンジンの完成度が低く、予選落ちまでするという浮き沈みの激しい苦悩のシーズンだったが、ホッケンハイムでシーズン2勝目のチャンスが巡ってきた。

しかし、周回遅れのエリセオ・サラザール(ATS・フォード)に接触されリタイア。怒り心頭のピケは、テレビカメラもお構いなしに、殴る蹴るという行為に出た。

■1994年、ヨス・フェルスタッペン、ピットで火災

スタートでマルチクラッシュが発生。10台がリタイアになった。
さらに事件は続く。マックス・フェルスタッペンの父ヨスがドライブするベネトンは、ピットストップの給油時にホースからガソリンが噴出し、ヨスが乗ったままマシンは炎に包まれた。ヨスとピットクルーが軽い火傷ですんだのは不幸中の幸いだった。

■2001年、シューマッハと絡んだブルティが宙に舞う

スタート直後、ルチアーノ・ブルティ(プロスト・エイサー)がミハエル・シューマッハ(フェラーリ)と絡み、宙に舞う大クラッシュとなったものの、両者とも自力で歩ける程度で済んだ。

レースは、参戦5年目のこの年に初優勝したばかりのラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)が優勝、自身3勝目を地元で飾った。

■2002年、ホッケンハイム生まれ変わる

「ホッケンハイムの森」と呼ばれた長いストレートがカットされ、オールドコースの高速サーキットだったホッケンハイムは、速度抑制と安全性の観点からヘルマン・ティルケの手により中低速サーキットへと変貌を遂げる。

■2010年、フェラーリが禁断のチームオーダー

「フェルナンドは君(マッサ)より速い」
フェラーリが禁止されているチームオーダーともとれる無線を発した。

トップを走行中だったフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にポジションを譲るよう促されたのだ。表彰台でのマッサの表情が全てを物語っている。後にフェラーリには罰金10万ドルが科せられた。

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