ウエットレースでのセーフティカー先導によるスタートに批判が高まっており、新たな方式を検討することになった。
最近F1では、ウエットタイヤでスタートするようなコンディションになった場合、通常のスタンディング・スタートはほとんど見られなくなった。
今季も、F1第6戦モナコGPと第10戦イギリスGPでセーフティカー先導によるスタートが行われている。
こうした状況に批判が高まっており、これに対応するため、新たな提案が次のドイツGP(31日決勝)で話し合われると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えている。
FIA(国際自動車連盟)の提案は、安全な状況になるまでセーフティカー先導で走行し、その後、各車グリッドに付いて通常通りのスタンディング・スタートを行うというものだ。
セーフティカー先導での周回数を決勝の周回数とするかどうかといった詳細については、ドイツGPが行われるホッケンハイムで、FIAの競技委員長チャーリー・ホワイティングとチーム代表らによって話し合われるという。
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