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いまだに不明 ベッテルのタイヤバースト原因

2016年07月04日(月)19:54 pm

3日(日)に行われたF1オーストリアGP決勝でスタートからタイヤ交換なしで走行を続けていたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、27周目に入ったところで突然右リアタイヤがバースト。ベッテルはそこでレースを終えていた。

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このタイヤ破裂に関しては、ベッテルがスタート時に履いていたスーパーソフトタイヤであまりにも長く走り過ぎたことによってタイヤの限界を超えてしまっていたのではないかと推測している者もいる。だが、フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネはそうした見方を否定し、次のように語った。

■あの時点まで何の異常もなかった

「いや、我々はもっと長く走らせたいと考えていたほどだし、セブ(ベッテルの愛称)からはたくさんフィードバックを受けており、安全上も問題ないと考えていた」

「テレメトリーにも何の兆候も見られなかったし、セバスチャンからも何かがおかしいというような連絡は来ていなかった。そうしたら、タイヤが壊れてしまったんだ」

■縁石が原因となった可能性も?

一方、先週末のレッドブルリンクでは、新たに敷設された縁石に乗った際に何台かのクルマのサスペンションが壊れるという異常とも言える事態も発生していた。アリバベーネは、今回のベッテルのタイヤ破裂もその縁石が原因となった可能性も否定できないと次のように続けた。

「まだそういう話をするのは時期尚早だが、可能性はあるだろうね」

「だが、本当に奇妙だよ。こういう問題が起きたのは我々だけだったみたいだからね」

そう語ったアリバベーネは、次のように付け加えた。

「我々はピレリ(F1公式タイヤサプライヤー)と一緒にこれについての分析を行っているところだ。私はここ(フェラーリ)で働き始めてから、常に本当のことを言うつもりだと言ってきた。そして本当の話、何が起きたのか私には分からないんだ」

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