ウィリアムズのフェリペ・マッサが、2017年もF1シートを確保できるのであれば報酬カットもいとわないと示唆した。
ウィリアムズでは2017年に向けて現在のドライバーラインアップを変える可能性があることをほのめかしている。もちろん、まずその対象となるのは若いバルテリ・ボッタスではなく、35歳のベテランドライバーであるマッサのほうだ。
■報酬は最優先事項ではない
F1オーストリアGP(3日決勝)が開催されているレッドブルリンクにおいて母国ブラジルの『UOL(ウニヴェルソ・オンライン)』から、F1に残るためには400万ユーロ(現在のレートで約4億6,000万円)と見積もられている報酬の減額もありえるのではないかと質問されたマッサは、次のように答えた。
「僕はこれまで決して金のことを考えてレースをしたことなどないよ」
「結局のところ、もし僕がチームでいい仕事ができる可能性があると思えば金のことは二の次だよ。だって僕はいい生活を送るのに十分な金をすでに持っているからね」
■来年は今まで以上に自分の経験が役に立つ
『UOL(ウニヴェルソ・オンライン)』は、マッサのマネジャーを務めるニコラ・トッドがすでにルノーに対してシートが空く可能性がないかどうか問い合わせをしたとも報じている。
「僕はほかのチームとだけではなく、ウィリアムズとも話をしているよ。彼らは僕の仕事ぶりをよく分かっているからね」
「ここ数年にわたってウィリアムズが果たしてきた進歩には僕もかなり貢献をしてきているんだ」
そう語ったマッサは、次のように付け加えた。
「そしてすべてのルールが変わる年(2017年)には、僕の経験がさらに貴重なものになるのは疑いようがないよ」
だが、現在そのマッサの後任候補筆頭に挙げられているのは、マッサよりもさらに多くの経験を持つ2009年のF1チャンピオン、ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)だ。