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イギリスのEU離脱 F1チームには事務作業が増えるだけ

2016年06月30日(木)19:38 pm

イギリスのEU離脱がF1チームへ大きな影響を及ぼすことはないだろう。

そう主張しているのは、元F1ドライバーであり、現在はドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』でF1解説者を務めるマルク・スレールだ。

国民投票によってEUを離脱することが決定したイギリスだが、これによって現在イギリス国内にファクトリーを構える多くのF1チームがイギリスを離れ、EU加盟国のどこかに拠点を移すことを検討しているかもしれないとの報道も行われていた。

だが、スレールは、今回のEU離脱に関してはイギリス国内にファクトリーを構えるレッドブル、メルセデスAMG、マクラーレンなどのトップチームにとっては「少々事務的作業が必要になるだけ」のことだと次のように語った。

「EUが誕生する前からイギリスにチームがあったし、ザウバーはこれまでずっとEU加盟国ではないスイスに拠点を置いている」

「これらの(イギリスに拠点を置く)チームでは管理的業務が増えることにはなるだろう。例えば国境を越えるときの関税文書作成などがね。だが、財政面に関してはほとんど何も変わらないだろう」

そう語ったスレールは、次のように付け加えている。

「仮にポンドが底値になるようなことがあれば、それは短期的にはイギリスのチームにとっては打撃になるかもしれない。だが、彼らが米ドルで取引をしているのであれば、長期的には帳尻が合うはずだよ」

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