2017年にウィリアムズへ移籍するのではないかとのうわさがささやかれているジェンソン・バトン(マクラーレン)が、ウィリアムズのチーム副代表であるクレア・ウィリアムズのコメントはうれしかったと語った。
ウィリアムズ創設者であるフランク・ウィリアムズの娘であり、現在はウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズは先週、バトンが2000年にF1デビューを飾った古巣ウィリアムズでF1キャリアを終えることになるのではないかとのうわさがあることに対し、「それは素晴らしい見出しになるでしょうね」と語り、次のように付け加えていた。
「もちろん、彼が獲得可能だということになれば、魅力的な提案になるでしょうね」
■マクラーレン、来季ラインアップ決定はF1イタリアGP後?
今年いっぱいでマクラーレンとの契約が切れるバトンだが、マクラーレン総帥のロン・デニスはまだ2017年のドライバーラインアップに関する決断を行っていない。フェルナンド・アロンソは2017年までの契約があるため、焦点は現在バトンが座っているシートに合わせられることになる。だが、伝えられるところによれば現在控えドライバーを務めているストフェル・バンドーンが来季そのシートを獲得するだろうという見方が強いようだ。
デニスは、来季のドライバーに関してはまだ話し合いも行われていないと主張。実際に検討が開始されるのはモンツァで行われる第14戦イタリアGP(9月4日決勝)のころになるだろうと示唆している。
■戦えるチームにいたいとバトン
クレア・ウィリアムズが行ったコメントに関して意見を求められた36歳のバトンは、テレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「誰かが自分のことをほめてくれるのを聞くのは好きなものだし、彼女(クレア)のコメントには感謝している」
「まだ自分が来年何をすることになるのかは分からない。再び自分が楽しめることを願っているし、それがチーム作りの年だろうが、表彰台を狙える年だろうが、あるいは勝利を狙える年であろうが、いい成績を求めて戦える位置にいたいと思っている」
そう語ったバトンは、次のように締めくくった。
「それが僕に必要なことなんだ」