かつて4度F1王座についた元F1ドライバーのアラン・プロストが、キミ・ライコネンとの契約を更新するかどうかまだ明らかにしていないフェラーリに対して意見を述べた。
■フェラーリはしっかりと見極めるべきだ
最新のうわさでは、今年限りで契約が切れるライコネンの後任ドライバー候補としてセルジオ・ペレス(フォース・インディア)やカルロス・サインツ(トロロッソ)の名前が挙げられている。
1990年から2年間フェラーリに在籍した経験を持つプロストも、フェラーリがそうしたドライバーたちとライコネンを比較し、良い点と悪い点に関して検討を行っているのは正しいことだと次のように語った。
「有利な点と不利な点があるのは確かだからね」
■ライコネンには速さ以外のメリットが
「市場に出てくるドライバーの中にはキミよりも速く走ることができる者もいるだろう。だが、それを確実に知る方法はないがね」
「キミにとって有利なことは、ドライバー間にいい関係があることだ」
ライコネンの現在のチームメートであるセバスチャン・ベッテルに言及しながらそう語ったプロストは、次のように付け加えた。
「私は、今ではナンバー1とナンバー2がはっきりしていると思う。契約上での話ではなく、コース上でのことだ。そのことでフェラーリを批判するつもりはないし、私は彼らが正しい判断をするだろうと確信しているよ」