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イモラ モンツァとのF1イタリアGP交互開催も可能

2016年06月22日(水)19:05 pm

かつてF1サンマリノGPを開催していたイモラのダニエレ・マンカ市長が、イモラとモンツァがF1イタリアGPを交互開催することで共存していくことも可能だと主張した。

1994年にアイルトン・セナの死亡事故が起きたことでも知られるイモラだが、1980年にイタリアGPを初開催し、その翌年から2006年まではサンマリノGPを連続開催した実績を持っている。

■交渉難航のモンツァに代わってイモラがF1開催に名乗り

2007年以降はモンツァでのイタリアGPがイタリア国内唯一のF1レースとなってきたが、そのモンツァが2017年以降のF1開催継続交渉が難航しているのは周知の事実だ。そうした中、ボローニャの近郊にあるイモラがモンツァに代わるイタリアGP開催候補地に浮上してきていた。

だが、最近ではモンツァが抱えていた財政問題にも一定の解決のめどがたったことから、モンツァでのイタリアGP継続がほぼ確定的だとの報道も行われている。

この件に関して先週末にアゼルバイジャンのバクーで質問を受けたF1最高責任者のバーニー・エクレストンは次のように答えていた。

「モンツァでやったほうがいいと私は思うが、あるいはどこでもやらないかもしれない。様子を見ることにしよう」

■交互開催という共存策もあるとイモラ

先週にはイモラのサーキット責任者が、2017年からモンツァに代わってF1を開催していく用意はあると語っていた。だが、マンカ市長はモンツァとイモラが共存していくことも可能だろうと示唆している。

「私は2つの自動車レースサーキットのことを考慮し、共同運営を行うシステムを提案したのだ」

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったマンカ市長は、次のように続けた。

「ひとつはモンツァだし、私はその歴史に敬意を表したいと思う。そしてもうひとつのイモラは、26回F1グランプリを開催した実績がある」

しかし、マンカ市長は、Aci(イタリア自動車クラブ)がモンツァにのみ巨額の資金提供を行い、イモラに対しては同じことをしようとしていないのは受け入れがたいと語り、次のように付け加えた。

「我々の申し出はモンツァとの対立を意図したものではなかった。我々には交互開催という道もあるのだからね」

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