バクー市街地サーキットで開催中の2016年F1第8戦ヨーロッパGP2日目、予選を終えたフェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルは、次のようにコメントした。
■キミ・ライコネン「望み通りに走れるようになった」
フリー3/10番手
予選/5番手(ペレスの5グリッド降格で4番手スタート)
「ここまで楽な週末じゃなかったけれど、今日の予選ではクルマをいいバランスにできた。感触が良くなったから、当然、今週初めよりはるかに速くなったよ。望み通りに走れる感じで、いい気分だった」
「新品のスーパーソフトを履いてQ3最後のアタックに出たけれど、赤旗が出て、タイムを更新することはできなかった。そのあとは、残り2分だったから誰もが最後のアタックをしようと飛び出していって、アウトラップは渋滞だったし、残り時間もぎりぎりだった」
「スムーズに走れたら、もっとうまくやれたはずだ。それでも、今週末ここまで苦労したことを思えば、この結果にも喜べるよ。もちろん5番手を取るためにここにいるんじゃない。今日はマシンにもっとやれる力があったと思う」
「いろいろな意味で、全員にとって長く難しいレースになるだろう。とにかく自分たちのベストを尽くし、正しい選択をして、どうなるか見てみることになるね」
■セバスチャン・ベッテル「チャンスはたっぷりある」
フリー3/5番手
予選/4番手(ペレスの5グリッド降格で3番手スタート)
「昨日はあまり強さを見せられなかった。でも今日は、望んでいた位置じゃないけれど、ばん回した。それに、ペレスのペナルティーでグリッドが上がる。これからは、いいスタートに集中しなければ。明日は誰にでも何かが起きる可能性がある。周回数が多く、長いレースになるからね」
「明日4番手スタートだったら、もっと腹が立っていただろうけれど、路面のきれいな側からスタートできるから、結果オーライだ。新しいコースだし、それが大きく影響する可能性は高いと思う。間違っているかもしれないけれど。でも、僕たちはたいていスタートがいい。今週末はすでにいい感触をつかんでいるから、どうなるか見てみよう」
「長いレースになる。最後まで集中を保たなきゃいけない。きついレースになるよ。すごく長いストレートがあるから、追い抜きは可能だと思う。簡単か難しいかは明日まで分からないけれど、追い抜きはできる」
「僕はどのレースでもスタート前はすごく緊張するよ。それはいいことだ。気持ちが入っているということだからね」
「今週末は、リズムを見つけるのにすごく苦労した。ミスをするのは簡単だ。このコースは驚くほどバンピーで、いいタイミングで高速からのハードブレーキングを決めるのは簡単じゃない」
「満足ではあるけれど、メルセデスAMGとの差が大きいから完全には満足じゃない。それでも決勝は長いし、チャンスはたっぷりあると思う。今週末が終わったら、どこでタイムを失っていたのか理解に努めるよ。でも、今は決勝に集中しよう。いい仕事をするチャンスは、まだたっぷりあるんだからね」
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