メルセデスAMG「実に複雑な心境だ」／F1ヨーロッパGP2日目

2016年06月19日（日）1:56 am

バクー市街地サーキットで開催中の2016年F1第8戦ヨーロッパGP2日目、予選を終えたメルセデスAMGのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは、次のようにコメントした。

■ニコ・ロズベルグ「エキサイティングな予選だった」
フリー3／2番手
予選／ポールポジション
「めちゃくちゃエキサイティングな予選だった。Q3でルイス（ハミルトン）は最初のアタック中、僕の目の前で退避路に直進して行った。そのため、減速して周回を諦めるしかなかったんだ。なので僕には残り1周しかチャンスは無かったけれど、うまく一周をまとめられた。ルイスが止まったとの知らせを聞いて、これでポールには十分かなと思った。わりと自信があったんだ」

「P1（グリッド最前列）からスタートするのは、最高の気分だよ。これ以上ない（勝利の）チャンスを得たんだからね。とてもシビアなサーキットで、わずかひとつのミスも許されない。きっと長いレースになるだろう。それに、いろんなことが起きる。追い越しにはもってこいのレイアウトだし、GP2のレースを見ても分かるとおり、セーフティカーの出動だってあるに違いない。心の準備をしておかないとね」

「ルイスは10番手スタートだが、あっという間に挽回すると思っておいた方が良い。最近のレースでも、後方から2位でフィニッシュしたこともあるんだから。きっとワクワクするようなレースになるよ。楽しみだ」

●【動画】ロズベルグ、ポールポジションを獲得したラップのオンボードカメラ映像／F1ヨーロッパGP予選

■ルイス・ハミルトン「今日の僕は、みごとに外した」
フリー3／1番手
予選／10番手
「ハマるかコケるか、その差は紙一重。今日の僕は、みごと外したね。きのうは最高に乗れていたのに、今日はさっぱりだった。なぜなのか、答えなんてないし弁解する気もない。縁石の使い方なのかブレーキングなのか・・・。こんなことも、たまにはある。得てして起こるものさ」

「とにかく僕のミスだ。チームには謝るつもりだ。この借りは、明日きっちりと返す。こんな位置（10番手）からの挽回は容易ではない。従って明日は、なるべく傷を少なくするようなレースをする。優勝を狙えるとはどうしても思えないが、なにしろベストは尽くす。そして、できるだけ多くのポイントを手にするよ」

「マシンの感触は良い。ほとんどのライバルたちより速さもある。スタートから第1コーナーの丁々発止を切り抜けて、どこまで前に行けるかな」

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