フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが、バクー市街地サーキットで行われるF1ヨーロッパGP(19日決勝)に向けて意気込みを語った。
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■セバスチャン・ベッテル「全セッションでタイムを上げて行く必要がある」
「ここで走るのは壮観だろうね。サーキットはいい感じだよ。特に旧市街地をバックに走る部分がね。上りや下りが多いセクションがあるし、テレビを通じてよりも実際に見るほうがもっとすごいはずだよ。明日クルマに乗りこんで実際にどんな感じなのかを確かめる時にはワクワクするようなものになるはずだし、面白いはずだよ」
「まったくの新しい場所だから、あれこれ予想するのはちょっとばかげているよ。長いストレートに関してはいろいろ言われているけれど、ここは気温が高くなるということも重要なんだ。そこがこれまでのレースとは本当に違うところだ。これまではいつも予想よりも低い温度になっていたからね。だから、ここではタイヤがどのように機能するかを見て行くことになるし、そういう種類のことに取り組むことになると思う」
「明日(17日)はやらなくてはならない宿題がたくさんある。ここではそれがさらに重要になるのは間違いないよ。これまでまったく経験のないところだからね。もちろん、僕たちは強さを発揮できるだろうと思っているけれど、様子を見ないとね。概して、僕たちのクルマはどこであっても機能してくれる。だけどすべてのセッションで確実にペースを上げて行く必要があるし、特に土曜日には予選でいい位置につけられるようにしないとならない」
「ここでのレースも長くなるだろうね。初めて開催されるレースだし、未知数の部分もたくさんある。明日はできる限り多くのことを試したいと思っているよ」
■キミ・ライコネン「もっといい仕事をする必要がある」
「僕は昨夜(15日)バクーに着いたんだ。だからホテルとサーキットを見ただけさ。ここのピットは広くてきれいだね。ほかとは違うし、新しい。だけど、明日(17日)走った時には実際にどんな感じなのか分かってくるはずだ。少しばかり違う挑戦になりそうだから興味深いね」
「僕たちはシミュレーターでこのサーキットを体験したんだけど、新しいサーキットに備えるには便利だよ。実際にサーキットを走るのと同じではないにしろ、周回を重ねるごとにだんだん慣れてくるからね。実際にはどんな感じなのか明日試してみるよ」
「僕たちはもっといい仕事をする必要があると思う。望むようなクルマに確実に仕上げて行く必要があるし、タイヤも望むように使えるようにしないとね。それができればきっと問題ないはずさ。最近の2レースでは僕たちは少しばかり苦戦を強いられた。簡単にはいかなかったけれど、今は新しい週末を迎えているし、場所も初めてのところだ。だから自分たちの望むようなものに仕上げ、少しだけ楽な週末にしないとね」
「ここは新しいサーキットだから、少し難しいだろう。でもそれは誰にとっても同じだ。僕たちにはいいパッケージがあるし、それを望むように機能させることが必要なだけだ。狭い場所もあるけれど、クリアラップをとることには何の違いもないはずさ。ここは長いサーキットだからもっと(ほかのクルマとの)間隔が空いてくるだろうし、それはありがたいよ。だけど、もちろん、それほど簡単にはいかないとは思うけれどね。どうなるか明日様子を見よう」
「ほかのいくつかのサーキットとは逆に、グリップはいいはずだと思っているよ。例えば、マレーシアみたいにね」