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ナッセ「ザウバー残留も消えたわけではない」

2016年06月16日(木)16:58 pm

昨年、ザウバーからF1デビューを飾ったブラジル人ドライバーのフェリペ・ナッセだが、ザウバーとの関係も2年で終わりを迎える可能性が高いようだとうわさされている。

チームスタッフへの給与支払いが何度も遅れるなど、ザウバーの財政状況が極めて厳しい状況にあるのは有名な話だ。資金難で開発が進まないザウバーのクルマに不満を募らせているナッセは、2017年には自分のスポンサーであるブラジル銀行とともにほかのチームへ移籍することを考えていると報じられている。

■ザウバーも選択肢のひとつ

だが、ナッセは最近、母国ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』に対し、ザウバー残留も選択肢のひとつだと次のように語った。

「もちろん、第一の選択はここ(ザウバー)にとどまることさ。今年の終わりまで契約があるチームだしね」

そう語った23歳のナッセは、次のようにつけ加えている。

「自分の意見を提示してみて、どういった可能性があるのか様子をみないとね。だけどザウバーを選択肢からはずすことはできないよ」

■チーム内部はかなりぎくしゃくとの報道も

F1モナコGP(第6戦)ではチームメートのマーカス・エリクソンを前に出すようにチームから指示を受けながらそれを無視したナッセだったが、結局それがチームメート同士のクラッシュに発展し、2台ともリタイアで終えていた。

その一件を機に、ナッセとエリクソンの関係は非常に悪化したと報じられているが、ナッセとチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンとの関係もかなりぎくしゃくしたものになってしまっていると言われている。

ナッセは、別のインタビューでは2017年に向けて「2つ以上の選択肢がある」と語っており、今後の進展に注目が集まることになりそうだ。

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