ハース「面白いレースが期待できる独特なコース」／ヨーロッパGPプレビュー
ハースのロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスが、バクー市街地サーキットで行われるF1ヨーロッパGP（19日決勝）に向けて意気込みを語った。
【動画】世界遺産を駆け抜ける、バクー市街地コースでの初テスト走行のオンボードカメラ映像
■ロマン・グロージャン「面白いレースになりそう」
「バクーに行くのはすごく興味深いよ。僕たちがこれまでにレースをしてきたサーキットのどこともかなり異なるサーキットだからね。実際にどうなのかということについては様子を見るしかないけれど、城塞（じょうさい）の横を走る旧市街の部分がすごく面白そうだよ。すごく長いストレートがあり、90度コーナーもたくさんある。城へと駆け上る高い部分もあり、そこからまた最終コーナーに向かって下って行くんだ。そこがかなり面白くなりそうだよ」
「シミュレーターでは走ったことがあるけれど、それ以外に準備としてできることはないよ。シミュレーターも1年ごとによくなっているけれど、本物のレースカーにはまだほど遠いしね。シミュレーターでできることもたくさんあるから、それは素晴らしいよ。だけど実際にクルマでコースに出て走るのとは違うんだ」
「シミュレーターではいくつか違うセットアップのアイデアを試してみることはできる。それに、異なる手法を適用してみたり、その年の後半に投入予定の改良パーツを試してみたりして実際のレースに備えることもできるよ」
「チームとして経験豊かな方が新しいサーキットや異なるレイアウトに備えるときには有利になるのは確かだ。一方で、バクーに関してはどういうところか誰も知らないわけだから、僕たちにとっては面白いことが期待できるかもしれないね」
■エステバン・グティエレス「ほかにはないサーキット」
「シミュレーター作業がすごく重要だったし、それでかなり学ぶことができたよ。バクーはすごく難しいサーキットだし、本当に楽しめた。個人的にもあそこに行くのを楽しみにしているんだ」
「シミュレーターではサーキットのレイアウトや、クルマのセットアップに関して学んだけれど、すべてのシステムをちゃんと機能させるためにはそれが重要なことなんだ。それによってどういうアプローチがいいかというアイデアも得られるからね」
「ほかのサーキットで比較できるようなところはないね。シミュレーターで試した限りにおいては、よそとは完全に違うレースサーキットだよ。かなり腕が試されることになりそうだし、誰にとっても面白いレースになるんじゃないかな。シミュレーターでは気に入ったから、実際にもそういう感じであることを期待しているよ」
「レースが行われるって聞くまでは、アゼルバイジャンのことは何も知らなかったんだ。だけど、その後少しばかりこの国やバクーについて調べて勉強してきたよ。実際にそこへ行ってこの目で見たり、歩いてみたりするのを楽しみにしている」
