マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われたF1カナダGP決勝を終え、次のようにコメントした。
●【結果】F1カナダGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■エリック・ブーリエ「バクーでの新たな挑戦に期待」
「単刀直入に言えば、今日は忘れるべき1日だったよ。昨日はいい予選ができ、今日のレースでもドライバーたちはどちらもうまくスタートを切ることができていた。レース序盤にはかなりいい位置を走ることができていたんだ。ところが、たった9周を終えたところでジェンソン(バトン)はリタイアを余儀なくされてしまった。まだその原因に関しては調査中だがね」
「その後、フェルナンド(アロンソ)はできる限りのレースをしてくれていた。だが、雨になる確率も5割程度あると見込んでいたのだが、結局雨は降らず、彼も11位より上でゴールすることはできなかった。もちろん、1ポイントも獲得することなくカナダを去らなくてはならないのは残念だ」
「だが、そういう一歩後退した状況にあっても、前向きなことのひとつに、F1ではすぐに次のレースがあるということがある。そして今回はあと数日後に次のレースがせまっている。だから、我々はすでにバクーのまったく新しいサーキットでの挑戦に意識を向けているし、そこでは今日のモントリオールよりもいいショーを展開できることを期待している」
「最後に、マクラーレン・ホンダの全員を代表して、今朝早くにフロリダのオーランドで起きた残酷な事件で犠牲となられた方々やその関係者に対して心からのお見舞いを申し上げたい」