2016年F1第7戦カナダGPが6月11日(土)、ジル・ビルヌーブ・サーキット(全長4.361km)で2日目を迎え、現地時間10時(日本時間23時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。
●【タイム結果】F1カナダGP フリー走行P3、タイム差、周回数
曇り空の下で開始されたセッションは前日に比べ路面温度がかなり低くなり、各ドライバーもタイヤに熱を入れるのに苦労しながらの走行となる。
そんな中、スーパーソフトタイヤを履いたレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを刻み、最も軟らかいウルトラソフトタイヤのメルセデスAMG勢がそこに届かないという展開に。
だが、セッションが後半に入るとベッテルが唯一1分13秒台に入れるタイムをたたき出してトップに浮上。その後少しずつ雨も落ち始めてくる。
そして、残り時間が20分を切ったところでルノーのケビン・マグヌッセンがターン7の立ち上がりで左のコンクリートウォールに激突し、赤旗が振られる。結局セッションはそのまま再開されることなく、残り時間が7分ほどとなったところで正式に終了が宣言された。
●【動画】マグヌッセン、不可解なクラッシュで赤旗中断/F1カナダGPフリー走行3回目
結局トップはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)で変わらず、以下2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、7番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、8番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、9番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、10番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)までがトップ10を形成した。
ここまでの3回のセッションすべてでトップ10入りを果たしたマクラーレン・ホンダ勢だが、ジェンソン・バトンは13番手でこのセッションを終えている。
F1カナダGP予選は、このあと日本時間深夜2時から始まる。