F1スペインGPでは初優勝を飾るなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、先週末のモナコGPは期待はずれの結果に終わってしまった。
【結果】F1モナコGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■モナコで若さを露呈したフェルスタッペン
バルセロナで行われたスペインGPでは、チーム移籍後初レースだったにもかかわらず、メルセデスAMG勢の同士打ちで始まった波乱のレースを冷静沈着に走り切り、見事に史上最年少F1優勝記録を塗り替えたフェルスタッペン。
ところが、モナコGPでは予選と決勝の両方で派手なクラッシュを演じてしまい、若さを露呈させてしまっていた。
■もう同じミスは犯さないだろうとホーナー
だが、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、実際のところピットレーンからスタートしたフェルスタッペンは、あのミスを犯すまでは非常にいいレースをしていたと主張し、次のように続けた。
「クラッシュしたのは彼だけではなかったしね。だが、2週間前(スペイン)とは非常に対照的な週末になってしまった」
「まだ彼は学んでいる最中だし、これまでの彼の成長度合いは非常に素晴らしいと思っているよ。私は、彼はこれからも学び続けるし、来年は同じミスは犯さないだろうと考えている」
■これからも成長を続けるはず
ホーナーによれば、フェルスタッペンはチームに対して謝ったという。フェルスタッペンは昨年のモナコでもトロロッソのF1カーで大クラッシュを演じていたが、ホーナーは、彼はこれまでの経験を踏まえて今後も学び続けるだけだと次のように付け加えた。
「彼は頭がいいし、知的な性格を有している。彼はこの週末で起きたことをわきまえ、そこから学び、間違いなく成長を続けると思うよ」