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【動画】ピレリ、モナコGPで2017年の幅広タイヤを公開

2016年05月28日(土)18:49 pm

F1モナコGPの土曜日朝、ピレリが2017年タイヤをお披露目した。来季のF1は、より大きく、より広くなる。そのキーとなるのがタイヤだ。

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■なぜ新タイヤ?

F1はなぜ来年大きなタイヤに向かうのか?1970年代から80年代の大きなタイヤは、まるでスーパーマンがドライブしているようにも見えるほど魅力的だった。そんなレトロな時代を懐かしむ人のために再導入される。

F1は、さらに情緒的で大きな視覚的インパクトと、技術革新によるパフォーマンス増加によって、さらに向上していく。

ハイブリッドカー3年目の今年、昨年に比べて2秒から3秒速くなっている。そして来年はさらに3〜4秒速くなる予定だ。今年より15%から20%も多いダウンフォースが発生することになるため、よりコーナーリング速度は上がることになる。それだけのコーナーリング速度を保証するために、よりグリップが高く、幅広いタイヤが必要になる。

■すでにテスト中、8月から新サイズで

ピレリはすでに、2年から3年落ちとなる2012年から2014年までのF1カーを使用して、2017年に使われる構造とコンパウンドのタイヤテストを行っている。タイヤサイズは今年のままだ。

8月上旬からは、今季型の2016年または2015年のF1カーで、2017年サイズの最初のプロトタイプF1タイヤを合計25日間テストする予定だ。

■大きなタイヤへ

2017年タイヤは、フロントタイヤの幅は245mmから305mmへ約25%幅広に、リアタイヤの幅は325mmから405mmへ約30%以上も幅が広くなる。タイヤと路面の設置面積が広がることで、コーナーリング速度だけでなく、加速とブレーキングでもパフォーマンスが増加する。

直径は660mmから670mmへわずかに大きくなるが、ホイールは13インチのままだ。18インチホイールをすでにテストして成功しているが、来季は採用されず将来へ持ち越しとなった。

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