かつてマクラーレンやフェラーリで活躍した元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、ニコ・ロズベルグの代理人としてメルセデスAMGとの契約延長交渉にかかわっていることが明らかになった。
少し前、ベルガーはロズベルグとメルセデスAMGの両者に対して契約を更新することを勧める発言を行っていた。
そして、このほどベルガーはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対し、ロズベルグに代わってメルセデスAMGとの契約延長交渉を担当していることを明らかにし、次のように語った。
「ケケ(ロズベルグの父/元F1チャンピオン)が私に頼んできたんだ。彼に代わって交渉を担当してくれないかとね。だが、このことは将来的に何らかの協力関係を持つことを意味するものではないんだ」
「これは純粋に友人として行っていることだよ」
ベルガーとロズベルグ(ニコ)との関係はすでにかなり以前から始まっていた。ベルガーは1999年からBMWのモータースポーツディレクターの職に就いたが、2002年に当時17歳だったロズベルグにウィリアムズでのF1テストの機会を与えるために動いたのがベルガーだった。
メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、「すでに昨日彼(ベルガー)と話をしたよ」とロズベルグとの契約延長に関してベルガーと話し合いを行っていることを認め、次のように付け加えた。
「ゲルハルトとは以前にも交渉を行ったことがあるんだ。私がフェラーリのアドバイザーを務め、彼がドライバーだったころにね。今後、どのように展開するか、すごく興味深いね」