ドイツの『Bild(ビルト)』紙が、かつて7度F1タイトルを獲得し、現在はスキー事故で頭部に負ったけがからの回復に努めているミハエル・シューマッハが今週表彰されることになったと報じている。
その記事によれば、このほど新たに発足した「ニュルブルクリンク賞」のトロフィーが、有名なニュルブルクリンク・サーキットで5勝という記録を持つシューマッハに授与されることになったという。表彰式は27日(金)に行われることになっている。
メルセデスの前モータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグは次のように語った。
「ミハエル以外にこの賞にふさわしい者はいないよ」
「この、彼のライフワークに対する賞が、今後の彼の回復に向けて大きな力となるだろう」
また、ホッケンハイムで行われる今季のF1第12戦ドイツGP(7月31日決勝)の前には、シューマッハの名誉をたたえるために有名人によるサッカーゲームが予定されているが、そこには同郷ドイツの後輩ドライバーであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が出場することになっているという。
シューマッハの代理としてニュルブルクリンク賞を受け取ることになっている女性マネジャーのザビーネ・ケームは、そのことに関し、次のように語った。
「何年にもわたって、そうしたチャリティーサッカーゲームを主導し、取りまとめてきたのがミハエルでした」
「ダーク(ノヴィツキー/ドイツのバスケットボール選手)とともにファンに対してこうした素晴らしいイベントをお見せすることができるのをよろこんでいます。私たちは、これを通じて応援してくれているファンに感謝の意を表したいと思っています」