マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、F1史上最年少での初優勝にも有頂天になっていない。
昨年、史上最年少の17歳でF1にデビューしたフェルスタッペン。今年は第5戦スペインGPでレッドブルに移籍すると、いきなり初優勝を飾った。
1週間かけて優勝をゆっくりかみしめたとフェルスタッペンは『Algemeen Dagblad』紙に話している。また、母国オランダのテレビ中継でスペインGPを見返したという。
「コメンテーターが泣いていた」
「それを見ると、今でも鳥肌が立つよ」
フェルスタッペンは「簡単に感動する」タイプではないと話すが、表彰台では涙をこらえていたと打ち明け、「本当だよ」と笑顔で続けている。
「今はすべてがちょっとクレイジーだ」
「でも、地に足をつけていることがすごく大事だ。父とマネージャーがその手助けをしてくれるよ」
■モナコでも表彰台を目指す
次はモナコGP(29日決勝)だ。昨年フェルスタッペンはトロロッソで順位を上げていたが、他車を抜こうとして追突し、バリアにクラッシュしてリタイアに終わった。
「あれは二度と起きないよ」とフェルスタッペン。「教訓は学んだ」
モナコGPではレッドブルにもチャンスがあると話すフェルスタッペンの言葉を『Daily Star(デイリー・スター)』が伝えている。
「モナコはすごくやりやすいんだ」
「公道サーキットは大好きだ。確かに、ここでの追い抜きは難しい。昨年トライしてウォールに突っ込んだことでよく分かった」
「でも、だからといって優勝か少なくとも表彰台を目指してベストを尽くす気持ちに変わりはないよ」