F1グランプリの中でも最も注目を集めるレースだと言っても過言ではないモナコGPがいよいよ今週末に開催される。
【動画】メルセデスAMG、1周目に2台でクラッシュする映像/F1スペインGP決勝レース
だが、ここへきて、現F1チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が29日(日)に決勝が予定されているモナコGPを欠場するのではないかとのうわさが報じられている。
■ハミルトン、謎の事件に巻き込まれた?
イタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』は、先週カンヌ映画祭を訪れていたハミルトンだが、そこで謎の事件に巻き込まれたことにより、今週末のモナコGPには出走しないかもしれないと報じている。
『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』は、カンヌのナイトクラブで起こったとされる事件の詳細は伝えていないものの、「盗まれた写真」と関係があるようだとしている。
同じイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によれば、その事件はカンヌのゴータクラブという名前のナイトクラブで起きたようだと伝えているが、こちらもその詳細には触れていない。
■チームとの関係に何らかの変化?
前戦スペインGPでは1周目にニコ・ロズベルグと同士打ちを演じて2台ともにリタイアとなったメルセデスAMGだが、チームの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、その接触の責任はハミルトンにあったと語っていた。
そんな中、『Autosprint(オートスプリント)』は、メルセデスAMGではバルセロナで17日(火)と18日(水)に行われたF1公式テストでハミルトンに走行を行うよう依頼していたものの、ハミルトンがこれを拒否したためにチームが不満を抱えていたとも伝えている。
メルセデスAMGでは、バルセロナのテストでは1日目をロズベルグが担当し、2日目は育成ドライバーであり、現在ルノーの控えドライバーを務めるエステバン・オコンが担当すると発表していた。だが、土壇場でやはりメルセデス所属でマノーのドライバーを務めるパスカル・ウェーレインを急きょ走らせていた。
■ウェーレイン抜てき説も?
中には、ハミルトンがモナコGPを欠場し、そのシートにウェーレインが座ることになる可能性があるのではないかと考えている者もいるようだ。
18日(水)に急きょメルセデスAMGでのテストを行ったウェーレインだが、その後テレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』からメルセデスAMGのシートに座る準備は整ったと感じているかと質問されると、「うん、準備はできているよ」と答えていた。
21歳のウェーレインは、突然メルセデスAMGからテスト参加の呼び出しを受けたことに驚いたと認めている。ウェーレインによれば、メルセデスAMGから連絡があったのは17日(火)の午後8時だったということだ。